ニキビ跡(色素沈着・凸凹)と目の上のたるみとりの治療を行いたいと考えています。できる限り通院せず、1回の治療効果が高い方法を希望します。
ドクターからの回答
佐々木 直美 医師
ニキビ痕と瞼のたるみ取りのご相談ですね。
まず、上瞼のたるみ取りは通院の必要はありません。1週間後に抜糸に来ていただく必要がありますが、カウンセリングと手術を同日に行えば、トータル2回のご来院で大丈夫です。
次にニキビ痕ですが、通院1回で済む方法にはPRP皮膚再生療法があります。これは、ご自身の血液から皮膚再生を促す成分である血小板を濃縮抽出し、凹凸のある部分の皮膚に局所的に注入することによって新しい皮膚に生まれ変わるのを助ける方法です。これに加えて、微細な針が無数についたローラーを皮膚上で転がし、皮膚再生を助ける薬剤を浸透させるニューダーマローラー法を併用されると、より早く高い効果が出せます。こちらの方は2週間ごと3〜6回の通院が必要です。
また、色素沈着も気になっておられるようですので、トレチノイン・ハイドロキノンの外用をホームケアとして行われると良いですね。こちらはメラフェードというシリーズで、毎日の洗顔の後に化粧水のようにお使いいただけるようになっています。トレチノインには古い角質を剥がし、新しい皮膚の再生を促す作用がありますので、ニューダーマローラーに通院いただけない場合でも、それに近い効果を付加することができますよ。
ご来院いただければ、症例写真などもご提示できますので、参考にしていただけるのではないかと思います。
※このQ&Aデータベースは、実際にあった患者様からの質問をデータベース化したものであるため、費用等の情報に一部古いものも含まれます。最新の情報については、実際にクリニックへお問い合わせ下さい。